イラン革命防衛隊が13日にイスラエルの特定目標に対して数十のドローンとミサイルを発射したと発表しました。この情報はイランの国営メディアが伝え、米国政府も攻撃の開始を確認しました。攻撃は数時間続く可能性があるとされています。
この攻撃は、シリアのダマスカスにあるイラン大使館がイスラエルによる攻撃を受けたことに対する報復として行われたものです。イランの報道によると、イスラエルに対して弾道ミサイルの第一波が発射されたとのことです。
イスラエル軍は、イランの無人機が目標にする可能性のある北部ゴラン高原、ネバティム、ディモナ、エイラートの住民にシェルターへの避難準備を指示しました。一方、イラクの複数の安全保障関係者は、イランからイスラエルへ向けて飛行するドローンをイラク領空で確認したと述べています。
イスラエルのメディア、チャンネル12は、イランが発射したドローンが米英の軍用機によって撃墜されたと報じました。イスラエル軍の報道官ダニエル・ハガリは、「この行動は厳しく危険なエスカレーションである」とコメントし、イランからの大規模な攻撃に備えて防衛力と攻撃力が最高レベルの準備態勢にあると述べました。
ネタニヤフ首相は、攻撃開始を受けて、テルアビブの軍司令部で戦時特別内閣を招集しました。同日、イスラエルとレバノンは領空閉鎖を発表しました。ヨルダンの安全保障関係者は、領空を侵犯するドローンやミサイルに対して迎撃態勢を整えていると発表しています。
シリアの軍関係者によると、ダマスカスと主要基地周辺で地対空防衛システムが稼働し、厳戒態勢が敷かれています。米国のバイデン大統領は、イランが「間もなく」イスラエルを攻撃する可能性があるとし、イランに対し攻撃を控えるよう警告していました。NSCのワトソン報道官は、バイデン大統領が最新情報を得ており、イスラエル政府関係者や米国のパートナー、同盟国と連絡を取り合っていることを明らかにしました。
バイデン大統領は、「イスラエルの安全保障へのわれわれの支持は揺るがない」とし、米国はイスラエルの人々と共にあり、イランからの脅威に対する防衛を支援するという立場を改めて強調しました。欧州連合（EU）、英国、フランス、メキシコ、チェコ、デンマーク、オランダなどもイランの攻撃を非難しました。
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イランには頑張ってほしい。