米国の電気自動車（EV）市場に減速懸念が広がっています。
多くの企業がEV市場に新規参入したものの、需要の拡大が予想通りに進まず、破綻に追い込まれるケースも増えています。
充電設備の心配が少なく、手頃なハイブリッド車（HV）に消費者が流れる傾向が続いています。
新興EVメーカーのフィスカーは、米連邦破産法第11章の適用を申請しました。
同社は品質問題や生産遅延に直面し、経営が行き詰まりました。
他の新興企業も経営破綻しており、EV市場の約5割を占めるテスラも販売台数が減少しています。
英調査会社JATOによれば、2024年に入って米国のEV販売は月10万台を下回る水準が続いています。
富裕層以外への販売が伸びず、HVに押されています。
米連邦準備制度理事会（FRB）が利下げに転じれば、EV販売が回復する可能性もありますが、中国からの部品調達難が価格に影響を与える恐れもあり、先行きは不透明です。
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