自身の性的行為に関する記事で名誉を傷つけられたとしてダウンタウンの松本人志さんが「週刊文春」側を訴えた裁判の第1回口頭弁論が28日開かれ、「週刊文春」側は、全面的に争う姿勢を示しました。
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松本人志さんは、「週刊文春」に掲載された女性との性的行為に関する記事で名誉を傷つけられたとして、発行元の文藝春秋と編集長に対し、5億5000万円の慰謝料などを求め、ことし1月、提訴しました。
第1回口頭弁論が28日午後2時半から東京地裁で開かれましたが、双方の弁護士が出廷し、松本さんは出廷しませんでした。
裁判では、松本さん側が提出した訴状と、それに対する「週刊文春」側の答弁書の陳述が行われ、「週刊文春」側は、松本さんの訴えを退けるよう求め、全面的に争う姿勢を示しました。
訴状によりますと、松本さん側は、記事について、「客観的証拠は存在しないにもかかわらず、一方的な供述だけを取り上げて 記事として掲載するという、極めてずさんな取材活動に基づくもの」と主張しています。
一方、文春側の答弁書によりますと、「週刊文春」側は、記事の内容はいずれも真実だとしたうえで、「被害を訴えた女性には複数回の取材を重ね、証言の信用性について、具体性があるか、関係者の裏付けがあるかなど慎重に検討した」と主張しています。
(2024年3月28日放送)
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