本局はあまりに難解すぎるので以下に分岐の詳細をまとめました。
藤井王座が60秒将棋でどれほど深くまで潜っていたのか、数十手に及ぶ難解な反則回避術と大逆転の真相をぜひご覧ください！
①まさに神業、稲葉八段の△７一桂をわずか５秒で…
→▲６三金、あるいは▲７九金以下互角
②打ち歩と連続王手の千日手…永瀬九段も奇跡的と表現した不詰
→永瀬九段は▲５三香で勝ちを模索していたが、持ち時間全投入と奇跡的な回避で先手負け筋だと気付く
③藤井王座は60秒で超手数の頓死を逃れる
→△７一玉は先手勝ち
④永瀬九段が悔やんだ敗着、▲６四香
→▲５二角成も勝ちだったが、▲６四香が明解だったとの見解に。しかしそれでも毒饅頭を用意していたかもしれない…
⑤芸術的な大逆転となった駒配置…歴史的名局
→▲８七金型を最後に上手く活かした。△９六香の限定打に加え▲９七桂以外は後手勝ち。
→中村太地八段は「この形で▲９七歩以外は見たことがない、藤井王座が強すぎた」とコメント
※また今日将棋のデータを漁っていたところ、藤井王座のプロデビューから8年目ということに気付きました。
私はあの中学生のあどけなさから29連勝という印象がいまだ強く残っているんですが、あと2年後にはプロ10年目となります。
この若さで全てを兼ね備えた藤井王座は果たして人生何周目なんでしょうか…
【楽曲提供 株式会社
コメント
格言の「歩のない将棋は負け将棋」は有名だけど、
まさか「歩の打てない将棋は負け将棋」って世界があるとは思わなかった。
これは終わったな！と、見るのやめたら「勝ちました」だと！何度目だよ！どこまで強いんだよ！
素人なら最後まで見ようぜ！
藤井七冠の一分将棋を観ないなんて勿体ないですよ〜
終盤が1番の見どころなのに何回も見るのやめてて草
伝説だらけで、もう聖書レベルなの草
永瀬勝ったなと風呂入って寝て起きたら・・。
^_^いやあ、面白い将棋でしたね。永瀬九段、いつも最後に、うーん、昔のおおやま15世名人以上の強さだ！今回は特にすごかった。
村田戦の64銀、75銀を思い出すような毒饅頭だった
藤井将棋は派手な手があるから面白い
もしかしてAI勝率出してるせいで最後まで見ないリスナー増えてない？
このチャンネルは感想戦の両者の思考、盤側や他の棋士のリアクションを踏まえての臨場感のある分析解説で1番楽しめます
96香はワナだと初心者の俺でもわかったが、１分将棋だと、詰め将棋の達人たる藤井さんの強さが際立ちますな。