私は対局観戦時なぜ豊島九段がすぐに▲5二金を打たなかったのか確かに不思議に観ていました。
しかし読めば読むほど▲5二金は詰めろでない可能性があり、対局者のお二人はその枝分かれを緻密に読んでいたのだと思います。
そしてその詰む詰まないには攻防手、限定打、衝撃の27手詰が含まれており八冠の藤井名人からしても簡単に読めるものではありませんでした。
これを大ポカと批判するのは2日制9時間を使い切った極限状態、震度4の地震、かつ1分将棋に入っていた豊島九段には非常に厳しい言葉だと思います。
対藤井戦において豊島九段は大逆転2連続での敗戦となっていますが、長き努力に日の出が来るのはそう遠くないはずです。
コメント
藤井聡太先生、名局生産工場になってるでござる。
途中早逃げするところは、ターン制バトルの回復魔法つかってるみたいで、面白いですね
感想戦でいつも凹まされてばかりでしたが、豊島九段もやる時はやりますねぇ。しかし、ここで藤井名人が後手玉の詰みに気づかなかったおかげで(やむなく)攻めに出たところ、思いがけず豊島九段が受け損ない、結果的に後手勝ちになったという可能性も大いにあるでしょう。もし藤井名人が自玉の詰みありと読んでいた場合、先手への攻めだけではなく、自玉の受けも考慮に入れる必要がある為、本譜とは違った手を選んだ可能性は充分にあったはずです。いかに藤井名人の「毒饅頭」が鮮やかでも流石に王手の連続で詰まされては毒が相手の身体に回る前に自分が倒されてしまいますから。つまり鮮やかな藤井マジックの内実は運が良かっただけという面もあるのかも知れません。偶然か必然か…?
全部読めてなくても52金からバラバラに精算したほうがなんとなく勝てるんちゃうかなーとは思ってましたが
プロのトップがやってる以上良くても悪くてもそれが正解なんだと思います
人間同士の戦いだからこそドラマが生まれるのですね。
千日手の順を何回か繰り返して時間稼いでその間に読めないのかなと思ったんだけどどうだろう
3一龍に入って、いよいよ豊島来た!、と、思いました。この挽回は本当に予想できなかった。すごかった。
名人の城(壁?)も流石で、キャスリングを思わせる王の先行的な移動は明確な意図があって面白い形でした。
しかし、ここに詰み、あったんだねえ。驚きました。ありがとうございます。
最後だけみれば、魂が抜けたかのようなあっけないまでの幕切れでしたが、そこまでの二人が強い思いで指していたが故の幕切れであったと思います。
いつも楽しみに拝見させて頂いています。神レヴェルの攻防が繰り広げられていたのですね。
解説無しでは全く分からない難解な局面。神々の攻防に触れられただけでも楽しい時間でした。
藤井聡太先生と豊島先生の素晴らしい対局が見る将の私でも、多少なりとも理解出来たかと思います
ありがとうございます
これからもよろしくお願いします