円安再加速も“慎重” 日銀抱える3つのトラウマ
円安が1ドル161円台まで値下がりし、37年半ぶりの円安を更新。
マーケットの関心は7月の会合で日銀が利上げに動くかどうかです。
日銀は3つのトラウマを抱え、慎重になっているとの見方もあります。
1. オイルショック後の狂乱物価
1971年のニクソンショックに端を発し、アメリカの景気が悪化、ドルが下落。ニクソン大統領が金とドルの交換停止を発表し円高が進行。日銀は利下げを迫られ、1973年の第1次オイルショックでインフレが加速し、狂乱物価を招きました。
2. バブル助長、そして崩壊
1985年のプラザ合意後、円高不況対策として日銀は利下げを決定。低金利政策がバブル経済を助長バブル崩壊、金融危機に至り、「失われた30年」を招きました。
3. ITバブル崩壊のゼロ金利解除
2000年、速水総裁のもとでゼロ金利政策の解除を決定。ITバブル崩壊で株価が下落する中で、再び景気が悪化。翌2001年に量的緩和政策を再導入しました。この決定には現総裁の植田氏も反対票を投じていました。
これらのトラウマが、日銀の慎重な姿勢の背景にあります。
トラウマ克服できるのか?注目です。
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