デジタル庁、金融機関や携帯電話事業者向けの本人確認アプリを8月を目処に提供開始予定このアプリは、マイナンバーカードのICチップを読み取ることで、より厳格な本人確認を実現することを目指しています。背景には、5月に発生したマイナンバーカードの券面偽造による不正契約事件があります。河野大臣は、こうした事件の再発を防ぐため、対面での本人確認を強化する必要性を強調しました。デジタル庁は、ICチップの読み取りアプリを開発することで、本人確認の精度を高めることを狙っています。金融機関や携帯電話事業者などがスマートフォンにインストールして使用します。マイナンバーカードの券面情報をOCRとカメラで読み取ることで、利用者の暗証番号入力を必要とせずにICチップを読み込む仕組みです。7月中には一部の民間事業者向けに先行展開し、検証が行われます。しかし、心配の声もあります。過去に国が主導して開発したアプリ「COCOA」は、開発費がかかりすぎたうえに機能不全に陥ったという前例があります。このアプリが同じような問題を起こさないことを願うばかりです。
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